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ご挨拶

滋賀県山岳連盟会長 澤山 惠(SAWAYAMA Megumu)

中川良太郎氏を会長に滋賀県山岳連盟が発足したのが昭和29年(1954)3月のこと。爾来60有余年、私自身の誕生が昭和27年ですからほぼ同じ時代を歩んできたことになります。創立当時の山岳連盟に期待されたことと現在のそれとは大きく異なるところと、今なお連綿と受け継がれていることが当然あると存じます。私が責任編集した滋賀岳連の平成17年発刊「50周年記念誌」と平成28年発刊「60周年記念誌」のあとがきに、次のように書いた。
 『滋賀岳連は思うに山椒である。“山椒は小粒でぴりりと辛い”の如く、十二分に存在感がある。たかが山屋の集まり、されど一人ひとりの情熱がこれほど存在感のある滋賀岳連を作ってきた。まさに組織は人であるとつくづく思う。』(50周年記念誌)
『改めて時の流れの速さに驚いている。この間、少なからず滋賀岳連にも変化がある。まず、職域山岳会の減少、個人会員登録制の開始。いずれも時代の動きを反映したものである。さらに岳連を構成する一団体である高体連がその加盟校数を減らしたこと、また国体山岳競技にも大変化が。社会の流れを無視した組織は存立しえないだろう。本質を見失わずに時代に適応できる組織であることは、不易流行といえばそれまでだが、言うほどには簡単でない。』(60周年記念誌)
これらの思いは変わらず私の胸の奥にあります。先輩岳友諸氏の努力の賜物であるこの滋賀県山岳連盟の第7代会長として、諸課題の克服や更なる発展を思うとき、改めて身の引き締まる思いであります。おりしも令和7(2025)年に二巡目の国体(国スポ)が滋賀県で開催されます。過去、全国規模の大会を主管して組織を発展させてきた歴史と資産を基盤に、しっかり取り組んでまいりたいと存じます。どうか今後とも関係各位の変わらぬご指導ご支援をお願い申し上げる次第です。

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